みなさんこんにちは。
2025年も2/3が終わり、9月が始まりました。
世間ではよく春・秋がなくなりつつあるとはよく言うもので、残暑が厳しいですがいかがお過ごしでしょうか。
今年のお盆は人生初の一人暮らしのなか迎えたのですが、職業柄お盆も仕事があるので実家に帰らず島根で過ごすことになりました。とはいえ、運良く連休があったことでお盆期間中のスーパーおき・スーパーまつかぜを狙い、石見国を駆け回ることができたので今回はその備忘録を残したいと思います。長々と書いていくのでゆっくりとご笑覧ください。
世間一般でのお盆というと、仕事のストレスを忘れ、故郷で思い思いの時間を過ごすものかもしれない。しかし、私は違う。職業選択の自由が保障されている我が国において、私は不定休の業種を選んだのである。後悔はしていない。社会人一年目の私はお盆期間中のフル稼働を覚悟していたのだが、7月も下旬に差し掛かると、ありがたいことに8月の14、15日が連休になっていることが判明したのである。さあどうする。実家に帰るか?しかし、今更帰省のための列車やバスを手配しようにもまともな席はないだろうし、あの大混雑の中実家までの果てしない距離を往来するのは気が引ける。チキンな私は即刻帰省を諦め、自宅で転覆することを決意した… ……待てよ。お盆ということは、世間一般は大型連休だよな?てことは、俺が世間と休みが一致している貴重な期間なのではないか?そう、気付いてしまったのである。これは山陰を駆け巡るスピード狂、キハ187系を撮りまくる千載一遇のチャンスである。そう思った私は、遥か遠く離れた神戸に住む気動車マニアにLINEを送る。
「スーパーおき撮りませんか!増結3両編成!!」
すぐに返信がくる。
「いきます」
即答出来る距離ちゃうやろ。まさかの快諾をいただけたので、数々のVカットを夢見てニヤニヤしながら作戦を練っていく筆者であった。
迎えた当日朝5時30分、JR浜田駅前。神戸からやってきた同行者と合流。神戸から9割下道でやってきたらしい。正気か???(褒め言葉)最初に向かうは温泉津である。浜田は雲量6といったところかといった感触だったが、江津を過ぎるとドン曇り。やってきた2004D・スーパーまつかぜ4号もこの有様である。

まあしっとり感が出てくれたのでこれはこれで。
先行き不安に感じながらも東へ進み、2006D・スーパーまつかぜ6号の撮影に向かう。呑気に朝飯食ってたら浜田地区唯一のキハ126系による上り運用、320Dを逃し、現着後すぐに322Dに行かれてしまうなど不運に見舞われる場面もあったが、何より驚いたのは同業者がいたことである。島根に引っ越して以来、キハ187系狙いで同業者に出会したことは一度もない。こいつ何者だと思っていたら同じ会社の人だった。世間って狭いね。そんなこんなで世間話に花を咲かせていたらモノの時間。ジョイントともに自慢の振り子を効かせてやってきた2両編成の気動車特急に向けて、無数のシャッター音が響き渡る。

素晴らしい。さっきまでの雲はどこへやら。その後立ち位置を変えて2001D・スーパーまつかぜ1号をケツ撃ちしたらいい時間になったので、昼からの撮影に備え、西へ転回。お盆の山陰道を西進するが、休日の山陰における日常展開で進まない。いや進んでるんだけれども。片側一車線を塞ぐ遅い車。勘弁していただきたいと思いつつ進むと大田市街への入り口である程度流れ始める。近くのインターで遅い車が降りたのだろう。ばいばいなーん。山陰道は石見福光〜江津間と三隅〜益田間が未完成なので、石見福光から次の目的地・江津までは下道だ。またまた片側一車線の国道9号線をゆったりまったり走り、浅利〜黒松間にある道の駅で時間調整をかける。次の撮影地は立地が少々厄介なので、途中で車を停め、炎天下の中徒歩移動だ。狙うは3002D・スーパーおき2号である。関西や九州から山口線の津和野方面や、山陰線の益田・浜田方面へはこの列車が一番列車となる。広島から浜田まで高速バスを使うなら話は別だが。
本来スーパーおきは3往復とも増結できる車両数が確保されているはずで、3002Dはそれなりに混雑する列車のはずなのだが、ここ数ヶ月5編成(キハ187-1005+5)がほとんど運用に就いていないため、利用状況が芳しくない3005Dの増結を取りやめており、この影響で3002Dも2両編成での運転を余儀なくされている。ここが残念なところだが、江津の街を背に中国随一の大河、江の川を渡るキハ187を写す。

これこれ。これが撮りたかった。冬に3002Dも増結するなら是非とも再訪したいところ。これを撮ったら正午も近いのでランチタイム。色々探したけどここがええやろということで、都野津のすき家に入場。石見国ではここと大田市の静間、浜田市の長浜にしかない貴重な牛丼チェーンだ。ここで数ヶ月ぶりの共食いを施行したところで、午後の撮影に向かうのであった。
次の狙いは3003D・スーパーおき3号。増結3両編成で、筆者にとってはこれが本命みたいなところがあった。海と断崖絶壁を背に列車が駆けるいかにも山陰というような画が狙える、遥か昔からの定番撮影地に向かう。横アングルが定番の撮影地だが、快晴かつ3両編成を目立たせたかったので筆者はあえて縦で撮影。

ここ3ヶ月でいちばんの出来かも。ブログなので画質のへったくれもないので、ついでに横アングルも載せておこう。

いや〜カッコいい。次のモノまでしばらく時間があるので、都野津のゆめタウンで一時休息を取る。読者の皆様の心を害してしまうおそれがあるので詳細は割愛するが、民度が終わり散らかしている。浜田も大概だが、ここはその上を行くだろう。地方だから、地元だからって何してもいいと思ったら大間違いである。それを横目に大爆睡を施行する筆者。どの口が言ってんだ。
さて、次の下りは2005D・スーパーまつかぜ5号だがどこで撮ろうか。思案していると、同行者の方が先程のショバアゲインを提案してくださったので、2005Dも同じところでの撮影に。本来2005Dを撮る撮影地だし、さっき縦で撮った私は横でも撮りたかったので了解し、元来た撮影地に戻ってきた。ここでは同業者が一名。お盆の休みを利用して来たのだろうか。まあ本州よりも九州からの方がアクセスしやすい説まであるところだしそんなもんだよなと思いつつモノを待つ。トンネルを飛び出して来た187系がグンと振り子を効かせてアングルに飛び込んでくる。

シャッターを切り終わると、線路が直線になるため再力行。定尺レールのジョイントとエンジンの唸りが気持ちいい。これがキハ187系のカッコいいところである。下りはしばらく時間が空くので、次の撮影地へ向けて西へ進む。睡魔に負けて意識を失っている(免許持ってないクセに最低)と、気がつけば三隅。まだまだ西へ進む。夕陽を受けて海岸線を駆ける3005D・スーパーおき5号を写すと、少し浜田方面に戻る。やってきたのは住宅街(要審議)の片隅。近くに古くから知られた撮影地がある「はず」である。調べたところ、撮り鉄や釣り人が開拓した獣道のようなものがある「はず」なのだが、それらしいものは見当たらない。「こっちこっち」と同行者の声。見渡す限りの藪に、大人1人が屈めば通れるかなぐらいの隙間がある。出た出た。待ち受ける修羅場を前に、虫除けスプレーを噴射し、同行者がゲバで蜘蛛の巣を蹴散らして進む。突如として藪が開けると、目の前には山陰本線の鉄橋と海、そして夕陽。素晴らしい光景だ。2007D・スーパーまつかぜ7号が颯爽と駆けていく。

夕焼けの日本海に浮かび上がるキハ187系のシルエット。本当に美しい。途中でお気に入りのiQOSが日本海の荒波に飲み込まれる惨劇に見舞われたりもしたが、これが撮れたならヨシとする。悲しいけど。
そんなこんなで一日目終了。私は帰宅、同行者は駅前のビジネスホテルへ入場し、来たる明日の戦いに備えるのであった。
いかがでしたでしょうか。節々で分けると途中で更新が途絶えるのが私なので今回は大長編とさせていただきましたが、お楽しみいただけたら幸いです。次回があるとしたら2日目。今回浜田エリアの東側を中心に攻めたので、次回は西側と山口線が中心となります。ではでは〜👋



















